「それで俺は思った訳だよ女ってやっぱすげぇよな子宮とか唆る名前してるけど結局の所内臓だぜ内臓」
「んぁ?」
淡々と隠しボスを倒すサポートをしてくれていた幹部が唐突に語りだしたので、悦は思わずコマンド入力を止めて背後を振り返った。
悦が背もたれにしているベッドにうつ伏せているゴシックは相変わらず、片手で悦の操るキャラに回復とバフをかけつつタゲ取りをして逃げ回り、もう片方の手と片耳にさしたイヤホンで悪夢のような譜面の音ゲーをしている。
「内臓ちんこで抉られて体液ぶちまけられても怒らねぇどころか個体によっちゃ暖かいだの嬉しいだの言ってくれんだぞどんな生き物だよ聖女かよ。俺には無理だわ晩飯か内臓か部品吐くかと思ったし実際晩飯のゼリー吐いたわ。それからもうケツが痛ぇのなんのってテメェ寝てんのかさっさとその俺様が7割方溜めてやったゲージぶっ込め雑魚」
猥談から実話になり最終的には罵声を吐いたゴシックに後頭部を足で小突かれて、悦は慌ててSSEゲージ3本分のGYAをゴシックがこじ開けてくれたボスのWPに向かってRAで叩き込んだ。荘厳なBGMと共に見慣れたリザルト画面に見慣れないクラッカーが弾け、ぽよんと気の抜けるSEと共に協力者のメッセージが表示される。
悦が今20分かけて倒した隠しボスを「3分以内に倒した」勲章付きのアカウントは、清楚な王女のキャラアイコンで『※規制された単語です』を5つほどコメントした後、楚々と手を振ってルームから消えた。台無しが過ぎていっそ清々しい。
「慣らしにどんくらいかけた?」
「20分扱かれながらぐにぐに揉まれてローション一本流し込まれつつ30分かけて直径3センチのパールが5個入ったあたりでトんだ」
「才能ねぇな。薬使えよ」
「それが出来たら苦労してねぇんだよ察しろよこの極悪人が医者もモニターも無しでリスト外の薬物なんぞぶち込まれたら5秒で心臓止まるわ」
「処女よりめんどくせぇ。……あ、これかぁ……」
また後頭部を小突こうとしてくる痩せぎすの足をパシリと後手に受け止めつつ、悦はクリア報酬である最強武器のステータスを感慨深く眺める。
清々しいまでの攻撃力集中だ。防御力や体力や魔力にえげつなくマイナス補正がかかっている所為で、六角形のレーダーチャートがえらい形になっている。一点特化は浪漫だ。2周した甲斐が、そして口の悪い年下の幹部に泣きついた甲斐があった。
「すっげー……」
「っつーか知り合いのゲイもカリスマ美容師のオカマもダチの腐女子も前立腺前立腺前立腺って呪詛みてーに繰り返しやがるんだけどあれなんなの?宗教なの?洗脳なの?統一概念なの?俺には搭載されてねぇみたいだけどもしかしてジョブ制限とかあんの?俺内臓腐ってく系男子なんだけど脳まで腐らせねぇと前立腺で感じることは不可能なの?」
「なぁ、3周目で引き継げンのってなんだっけ」
「聖典武器と金と概念素材が引き継げてムービースキップ三次転職追加レベルキャップ開放だミルンってミミルルンさんが言ってんだろうが文盲かよ。なぁなぁなぁなぁホントのホントに現実にリアルで三次元でXY染色体の野郎が天井無しに―――」
「この赤色の武器?」
「銀と金と赤と白金があるっつってんだろうがなんでそのラインナップで赤が最強武器になり得るんだよモノクロでプレイしてやがんのか話聞けよ俺とミミルルンの」
「話長ぇんだよお前。覚えてらんねぇ」
3周目のオープニングムービーを眺めながらぼそりと言えば、ゴシックはぶふっと吹き出してからようやく黙った。覚えていられない、という正直な宣言がツボに入ったらしい。声を出さずに肩と背中を引き付けのように震わせる独特の笑い方の所為で、ベッドを背もたれにしている悦の体まで小さく震える。
「じ、自己申告…!堂々と…っお、お、男前…バカ、バカなのに……っ!」
「揺らすなよ見辛いだろ」
「しる、かよっ…は、はなれ…っ…それも、わかんね……ば、バカだから…っ~~~!」
自分でどツボに嵌っていくゴシックが胸の下に抱え込んでいた兎のぬいぐるみに顔を埋め、マットレスまでバンバン叩き始めたので、悦は溜息をついてポーズ画面にしたゲーム機を置いた。こう画面が揺れては隠しミミルンを探せない。
「はー……はー……おぇえ゛っ……」
「ほら」
危うい嘔吐きに足元にあった酸素スプレーを放ると、オーバーサイズのパーカーを纏った腕がぷるぷる震えながら缶を引っ掻く。ぜぇぜぇと荒い息の間隔がどんどん短くなり、裸足の爪先がぎゅっと丸められるのを見て、悦は心底面倒臭そうに立ち上がった。
びくびくと、今度は正しく引き付けを起こして跳ねる肩を掴んで仰向けにさせ、脂汗を滲ませたゴシックに酸素スプレーを当ててやる。初めは驚いてカルヴァに通信で助けを求め、2回目では延々スプレーを押し当て続けて危うく殺しかけたが、5回目ともなると流石に慣れた。
酸素スプレーの扱いにも、ちょっと笑い過ぎただけで呼吸も覚束なくなるゴシックの“体質”にも。
「……生きてるか?」
「……やだ……犯される……既に裂けたケツを起点に賞金首に真っ二つにされる……」
「死ねクソガキ」
やっと呼吸が落ち着いてきたと思ったらこれだ。ほとんど空になった酸素スプレーをゴシックの額にかこんと投げ捨てて、悦はゴシックの枕代わりになっていたぬいぐるみを引っこ抜きつつベッドを降りる。
「で、結局なんだって?」
ラリったショッキングピンクを遠慮なく座布団にしながら仕切り直すと、ぷしゅ、とポケットから取り出した薬を首筋に打ち込んだゴシックは、「あー」と「うー」の中間の呻き声を上げながら音ゲーをリスタートした。顔色も相まって薬中にしか見えない。
「あーーーなんだ、要するにその前立腺というのは本当に存在していますかあなたの想像上の存在ではないですかって話」
「絶対ある」
ぬいぐるみのだらりと長い耳を結びながら断言した悦を、ゴシックは首だけで振り返った。脂汗の引ききらない不健康な顔には分かりやすい猜疑心。
「随分と自信がおありのようですけど男娼さんよそれちゃんと自前装備か?昔の客だの今の化け物だのに後付けされた特殊パーツなんじゃねぇの」
「内臓とかそういうのはお前の方が詳しいだろ。天井無しにイけるのもマジ」
「そこは覚えてたのかよお前の記憶力の琴線がわかんねぇよワンゲームで何回くらい?」
「あー……小さいのも入れると20くらい?」
「にじゅう」
「スイッチ入ると連続だから、5回を4つに分ける感じで」
「れんぞくでごかい」
片言で繰り返してもぞりと上半身を捻ったくすんだ金色は、既に未知の快感への好奇心で塗りつぶされていた。こういう所は本当に子供らしく子供だ。思春期とかいうやつだ。
「えっえっえっマジでそんなにうっそマジでスイッチって何それ入るとどうなんの」
「気持ちいいとこ触られただけでイって、てっぺんからちょっと下りた所でまたイって、っての繰り返す」
「何それやべぇじゃんちょっと詳しくもっと詳細かつ具体的に、あと出さねぇ状態でのてっぺんってどこだよ語彙が貧困なんだよ頑張れよ」
「出す時はグアッ、って感じでイくだろ?空イキはじわーっと来て……なんか、爆発する感じ」
「最後で諦めてんじゃねぇよなんだよ爆発なのに連鎖すんのかよフレインダムドじゃねぇかよく生きてるなお前」
「5回以上だとマジで死にかけるけどな」
「元男娼で現壱級指定の死にかける発言が重すぎんだけどこえーんだけど。もうちょい具体的に言えってキャラメルやるから」
「白目剥いて痙攣して色々バグる」
「なにそれこわい」
ぴゃっと起き上がって片手で貧相な体を抱きながら、ゴシックはもう片方の手を枕元の山に突っ込んだ。がさがさと吸引器やら薬瓶やら注射器やらを掻き分けてレトロなキャラメルの箱を引っ張り出し、猛獣に餌でもやるような慎重さでそろりと悦の顔近くにそれを滑らせる。
怖いと言っている割には続きを熱望されている態度なので、悦は安い報酬を頬張りながら首を捻った。そんなに怖いものなのだろうか。色々な初めてを端金で売っぱらったのがあまりにも遠い昔過ぎて、もう悦にはその頃の感覚などよく思い出せない。
「んー……痙攣はドライじゃなくてもするだろ?」
「いやしねーよいや俺はするけどそれは俺が俺だからであって、健康で文化的な大多数の男はしねぇもんだと思ってたけど違うの?」
「タチあんまやんねーから知らねぇ。しないの?」
「なんてピュアな目で質問返し返しの禁忌を冒しやがるんだこの外道。もうお前わかんねぇよ何なんだよちょっと待て聞いてみるから」
言う間にノートパソコンのキーを叩き始めたゴシックは、言い終わると同時に悦にはよく解らない複雑な画面に切り替わったパソコンから、今時珍しい有線のイヤホンを引っこ抜いた。
ツツツ、という特徴的な電子音には聞き覚えがある。ゴシックが9割を掌握しているILLの通信の、それも仕事用の外部回線の呼び出し音だ。
『―――こちらB4、どうした?』
小さなノイズと共に呼び出しに答えた声にも聞き覚えがあった。可哀想にというか案の定というか、セピアだ。
「おい無能お前ヤク無しでSEX中に痙攣したことあるか?」
『……はっ?』
「立ったまま寝てんのかいいからさっさと答えろ有るか無しかださっさと言えクソ虫」
『な、無いが……ゴシックだよな?なんだいきなり。G1に何か―――』
「絶賛非番中の俺様がGだのBだのAだの知るかよちゃきちゃき働けそして任務完遂後に死ね」
狼狽えるセピアを全力で嘲笑い、言いたい事を言いたいだけ言ってゴシックはぶつりと通信を切った。我に返ったセピアからの怒りの連続通信をリズミカルに叩き切りつつ、悦を振り返って何事も無かったように「ほら見ろ!」と喚く。システムの根本から受信を拒否することも出来るだろうに、わざわざ叩き切っている辺りに性格が見える。
「あの馬鹿でねぇなら普通はねぇってことだよそんな簡単に痙攣してたらラブホの隣に病院が建つわ!」
「痙攣くらいで病院とか。ねーよ」
「なに笑ってんだよあるに決まってんだろ怖いわ何なのお前絶賛おバグりあそばしてるんじゃねぇの頭も前立腺も」
「内臓バグってる奴が囀んな」
「ちっっっげーよ俺がバグってんのは免疫とホルモンと常駐、やめたどうせ通じねぇわこいつには。おいうるっせぇんだよ5日前22時38分C地区ガルバンホテル黒髪セミロング」
後半は一瞬だけ通信を繋げたセピアに向かって吐き捨てて、ゴシックは静まり返ったノートパソコンを閉じると膝を抱えた。黒いマニキュアを塗った両手でゲームを弄ることもパソコンのキーを叩くこともよれよれのノートに0と1を書き殴ることもなく、マルチタスクに関しては鬼利に自分以上と言わしめた青年が、ただまじまじと悦だけを見る。
「てめぇにそんな知能はねぇと解っててもやっぱりなんか信じらんねぇんだけど開発すりゃそうなれんの?お前はガチで毎晩そんなエロゲみたいなメスイキ痙攣アヘ顔セックスをお楽しみになってるの?」
「毎晩ってわけじゃねぇけど……まぁ、うん」
「うわーうわーうわー訂正すべき所は毎晩ってとこだけなんだそれ以外にも俺色々言ったんだけどなー!メスイキとかアヘ顔とかメスイキとかは否定を前提にした発言だったんだけどなー!」
抱えた膝に顔を埋めて一頻り叫んだゴシックが、ふと黙る。ちらりと膝の間から覗いた金色がこちらを見、そしてすぐに顔ごと反らされるのを見て、悦はふむと片眉を上げた。
「ゴシック、お前今どんくらい持ってる?」
「バカかバカなのかお前はこんな体の時点で持ってるわけねぇだろ加護も運も。俺の初期装備は類まれなるセンスだけなんだよ」
「そうじゃねぇよバカ」
今までの3割減のテンションで、それでも呆れるほど淀みなく言いながらパソコンに手を伸ばすゴシックを、悦は足首を掴んでベッドの縁まで引き寄せた。大した抵抗もなくひっくり返ったゴシックの両足の間、際どい所にわざと手をついて、きしりとマットレスを鳴らしながら立ち上がる。
「金。いくら持ってる?」
「ふぁっ?!」
ぽかんと見上げる金色は妙にあどけない。普段がアレだけに滑舌よく回る舌が大人しくしているだけでも随分しおらしく見えて、悦は少しだけ泪の計画を理解した。わざわざ下手クソなやり方をして苦痛ばかりを教え込んだのはそういう訳か。流石は宵女、えげつない。
「待て待て待て落ち着けまあ落ち着け深呼吸だ素数を数えろe3818ae381a1e381a4e38191」
「滑舌すげーな、お前」
「この雰囲気でこの体勢でまず言うことがそれかよどこも舐めねぇからな!あとそのままブチこんで見ろ過呼吸と心肺停止と嘔吐を同時に反射的に行ってお前はゲロを被り俺は死ぬ」
「誰が抱くかよ、面倒くせぇ」
童貞にやっと毛が生えたようなお子様は知らないだろうが、慣らしもしていない未開通の場所に突っ込むのは突っ込む側も結構痛い。快感を伴わない痛みは嫌いだし、なんなら先程タチはほぼしないと教えてやったばかりだ。なのに何故そうなるのかと、心底呆れ顔で鼻を鳴らし、悦はよいしょとゴシックの細い腰を跨いだ。
「で、いくら持ってる?」
「えっなにこれなにこの斬新なカツアゲお前結構稼いでる筈だろなにも大恩ある俺から、」
「札、何枚、出せる?」
なんとか悦の下から抜け出そうとしては手を滑らせてマットレスに倒れる、という動作を繰り返すゴシックを見下ろしながら、悦は単語を区切り、ゆっくりと、曲解しようも無いほど噛み砕いて繰り返す。うろうろと明後日を向いていたくすんだ金色が一度こちらを見上げ、瞬時に顔ごと反らされた。昔よく見た反応だ。
傑は決してしないそれがなんだか懐かしくて、ベルトに手を掛けながら思わず含み笑った瞬間、無意味にシーツを滑っていたゴシックの手がぴたりと止まった。
「……硬貨って概念が入り込む余地すらねぇのは分かったけどよそれでも幅広すぎんだよじゃあ聞くけど」
「うん」
「実際何束献上すればてめーはてめーの主導権全部俺に寄越してくれんだよ」
睨むような鋭さを持って、心なしか明度を増したような金色が真っ直ぐに悦を見上げる。
「てめーみてぇな百戦錬磨海千山千の玄人様に、顔色の悪ィクソガキに好き勝手させるのを心の底から承服して頂く為にはどれだけ渡せばいいんだよ」
「……」
「どうせワンクリックで動かせる億単位の資産と3分以内に完結する権力以外のステには興味ねぇんだろ知ってんだよそのくらい。それでもっつーなら教えてくれよお前は俺から何をどれだけ搾り取ってくれんだよ、気にすんなどうせ先なんか大してねぇんだ遠慮すんな」
覚えていられない、という悦の申告に配慮したのか、文量こそ変わらないものの普段の0.85倍の速度でまくしたてるゴシックを、悦はベルトに手をかけたまま見下ろした。せっかく配慮して貰った所でやはりゴシックの一言は長すぎて前半は忘れたが、くすんだ金色が見ているのが自分では無いのは流石に解る。
ああ、やっぱり。
童貞に少し毛が生えたような素人を相手にするなんて、どう考えても面倒なことの方が多いのに。未だにあの宵女がこの子供を手放さずにいるということは、やはりそういうことなのだ。そっちの方面ではZ地区の男娼などより余程擦り切れているだろうに、それでもあの女はまだ女なのだ。
守り抜いた末なのか、縋り付いた果てなのかは、知らないし興味も無いが。それはともかくとして。
「萎えた」
「…………は?」
散々小馬鹿にしてくれた意趣返しに少しからかってやろうと思ったのに、これでは興冷めだ。他人の、それもよりにもよって同業者の出汁になってやる趣味など無い。
ため息交じりに呟いて、悦はぽかんと口を開けるゴシックの体を跨いでベッドから降りた。ラグの上に落ちてしまっていたキャラメルの箱から、最後の一粒を直接口の中に放り込む。
「……はぁああああああああああああああ!?ちょっ、おま、なに、ちょっ、はぁああぁああああ!?」
ようやっとローディングを終えたゴシックがじたばたしながら喚き散らすのを聞き流しながら、ポーズ画面にしていたゲーム機を持ち上げる。起き上がったらしいゴシックがゲーム機を奪い取ろうとしてきたが、インドアなクソガキの鈍い動きなど一瞥すらせずに躱した。様々な機器を手足のように操る指が一瞬呆然としたように空中を彷徨ったのが無様で、少しだけ溜飲が下がる。
「てんめぇこの野郎俺の純情や誠実さや真剣さや初心さや真心だのを引っ包めて弄ぶどころかコケにしやがって!!それが玄人様のすることかこの老害がそんな真似してっから新規が馴染まねぇんだよ!!!」
「お前って新規なの?なんの新規だよ。……あ、『烈火覇王』の開放来た。手伝って」
「なに急に小気味よく返してくれてんだようるせぇんだよもう黙ってくれよっつーか帰れよここは普通笑って『じゃあ、また今度な』とか意味深なこと言いつつ退室する流れなんだよ分かれよ!!!」
バタバタとのたうち回りながらゴシックは渾身の肺活量で叫んでいるが、悦に言わせれば全てが素人臭い発想だ。そんな立ち去り方をしたのでは次に会った時に本当に何かしなければいけなくなるし、何かがあった、と認めることにもなってしまう。期待も希望もしていない何かが起こってしまった時は、無理やりにでも何もなかった振りをした方が後々楽なのだ。
せっかくそっち方面にリードしてやっているのだからさっさと切り替えればいいものを、ゴシックは悦には理解できないネットスラング塗れの罵声を、半分機械仕掛けの肺活量が許す限りに垂れ流し続けている。速すぎて殆ど理解できないが、それでも素晴らしい滑舌の為に断片的に拾えた「ひとでなし」という単語に、悦はチュートリアルをスキップしながら鼻で笑った。
「やっぱお前、才能ねぇよ」
これでもお前が欲しがっている女よりは、ずっとずっと優しい方だ。
Fin.
遊ぶ悦とゴシック。
ゴシックは役割上悦の仕事ぶりを知っているので、奴にしてはかなりクソガキ成分控えめ。
e3818ae381a1e381a4e38191=16進数で「おちつけ」
…の筈(ド文系)
