*最重要注意事項
・必ず用法用量をお守り下さい。
・薬品本体を使用したい箇所以外には触れさせないようにして下さい。
・使用限度回数は1日5グラムを2回までです。
・上記の内容は必ずお守り下さい。
・尚、以上をお守り頂けない場合は、
―――使用者の精神の安全は、保障し兼ねます。
「はぁ、あッ…ぁ、ふ…!」
両腕を背中で組むように固定する手枷から伸びて、首に着けられた首輪の金具と繋がってる鎖が、背中に当てられた枕に擦れてカシャカシャ音を立てた。
「ゃッあ…!ぁ、あッっ…す、ぐ…も、許しっ…ひぁあ!」
「ん…」
M字に開かされたままの俺の足の間には傑がいて、もう3回その舌技でイかされた俺のを、わざとじゅぷじゅぷ音を立てながら根本まで飲み込んで舌を絡めてくる。
『5分我慢できずにイッたら何でも言うこと聞く』っていう下らない遊びだったのに、カルヴァに直々に教えられたフェラテクで俺が傑を追い詰めたのが悔しかったらしく(結局イかせられなかったけど)、いきなり咥えられてあっという間にイかされた。
ごく、と喉を鳴らして唇を親指で拭った傑は、サイドテーブルの水を一口飲んでからどんな命令をされんのかとドキドキしてた俺をちらっと見て、―――何事も無かったかのように俺の足を開いてまた咥えた。
顎が疲れるって理由で滅多にして貰えないけど、傑のフェラは舌とか喉とか色々とありえない。あっという間にまたイかされて、精液を塗りつけるようにドロドロになった口ン中で散々嬲られて3回目。
いい加減腰が痺れてもう止めてって何度も頼んでるのに、傑は口を離してくれない。
「あぁぅっ、あッっ…ぁ、吸わ、なっ…吸わな、でぇっ…あぁあッ、また、イっちゃ…っ!」
「……」
「やぁッ、も、嫌っ…ぁ、あッあぁああっッ…!」
耐えられずにイった俺のを痛いくらい吸い上げて、最後の一滴まで舐めとってようやく傑は唇を離した。白濁と先走りで濡れた唇を、まだ精液が絡まった舌がねちゃ…、とやらしい音を立てながら舐め上げる。
「はぁっ…すぐ、る…ッあ!」
「……」
やっと解放されて、じんわり腰を痺れさせる余韻に浸りながら甘ったるい声で名前を呼んだら、目の前がぐるりと回った。
今まで背中を預けてた枕にぼす、と顔を埋められるような体制でうつ伏せに転がされて、何が何だか解らない内に高く上げさせられてた腰にするりと傑の指が這う。
「傑、…ちょ、っと待っ…んんッ、ぁ、ぁあッ?」
腰の痺れも取れてない状態で解されんのはちょっとマズいから、少し休ませて欲しいと訴えようとした俺の言葉は、いきなりぐいっと奥に宛がわれた堅い感触に途切れさせられた。
「ひぅッ…な、にっ…?」
「へーきへーき。コレ突っ込むわけじゃねーから」
「ったり前ッ…あぁああッ!?」
こんな堅いモン突っ込まれて堪るか、と噛み付こうとした途端、ぐちゅぅ、というヤらしい音と共に冷たい感触が流れ込んできて、咄嗟に抵抗しようとするけど自由だった両脚は傑に踏みつけられて動かせない。
「冷た、ぃッ…ひぁっあ、んあぁあぁッっ…!」
「…こんなモンか。零すなよ?」
「んンぅッ…!」
少し固めのクリームのようなモノの先が奥の方まで辿り付いてようやく、傑はようやく入り口の堅いものを抜いた。得体の知れない感触が気持ち悪くて出したいのに、傑に耳元で釘を刺されて零れそうだったクリームを指でぐいっと奥まで押し込まれて、そのまま馴染ませるみたいにぐちゅぐちゅかき回される。
「ゃッ、気持ち、…んぁっ…わる、…ッ」
「へぇ、そう?」
ぷちゅ、って音だとか感触が耐えられなくて手枷の鎖を握りながら言うと、傑は薄く笑いながらあっさりと指を引き抜いた。
てっきりそのままバイブか傑のモノ突っ込まれると思ってたのに、傑はそれきり何もせずに俺の体をまたあお向けにひっくり返すと、両膝の裏に手をかけてぐいっと力を込める。
「ちょっ…なんで、こんな格好…ッ」
両足をM字に開いてひっくり返された体制で固定されて、ありえないその態勢に顔がかァっと熱くなるのを感じながら、俺は傑の腕を跳ね返そうと足に力を込めて、
「手、離し―――ッ!」
いきなりズグン、と腰に響いた甘い痺れに、足腰とか腹筋の力が一気に抜けた。
「は、ひッ…ぁ、なに…っ?」
「さぁ、何でしょう?」
何が何だか解らなくて傑を見上げるけど、傑は軽く小首を傾げながら楽しそうに笑うだけ。膝の裏に真っ赤な紐が通されてベッドヘッドの装飾とがっちり繋がれ、右足も同じように固定されるのをぼんやり感じる俺の意識は、どんどん早くなる呼吸と熱く疼き出した奥に持ってかれてまともに動かない。
最初に感じたのは熱さ。たっぷりクリームを塗りこまれた奥の内壁がありえないくらい熱くなって、その熱がじくじくと染みる感じとか、中で溶け出したクリームがとろ、って伝う感触に背筋を震わせてる内に、疼きはどうしようもないくらい酷くなってく。
「ふぁッ、ぁ…すぐっ…傑…ッんン…!」
「んー?」
「なか、中…っ熱、い…はぁぅう…ッっ」
「それで?」
「さわ、って…ッあ、なかっ…おね、が…!」
腕が自由なら自分で指突っ込んでぐちゃぐちゃに掻き回したくなるくらいの疼きに、俺は荒い息の合間に必死でお願いした。
でも、傑は内腿を這わせた指ではしたなくひくつく入り口のすぐ近くを撫でながら、甘い甘い声で、
「…ダメ」
「…やぁッ…嫌ぁああッっ…おねが、さわ、ってぇ…!」
一瞬遅れてその意味を理解した俺は、耳元で囁く傑に不自由な体を摺り寄せながら哀願するけど、傑は意地悪に笑って俺の頬に伝う涙を舐める。
「散々よくしてやったろ?…今度は我慢」
「そ、な…!おかし、なっちゃ…ッあ、はぁあっ、!」
触って貰えないって解った途端、増したように感じる疼きはもう痒みに近い。ずっとイイトコロの1歩手前を指先でくすぐられてるみたいな、もどかし過ぎる快感が辛くて泣きながら「触って、お願い」と何度も言うけど、傑は皮膚の薄い脚の内側を撫でたり爪を立てるだけ。
「あぁうぅう…ッ!ひッァあ、ぁっ…もっ…あぁ゛ア!や、やだっ…嫌ぁ、あぁあッ…!」
「…そんなに辛い?」
「ん、んンッ!…ぁうぅっ…なか、熱ぃい…!」
「っとに堪え性ねぇな…」
呆れたように言いながら傑が棚から引っ張り出したのは、ピンクの小さいローター。
どっちかって言うとくすぐったい刺激しかくれないって解ってても、どんどん熱くなっていく中を刺激してくれるモノが欲しくて欲しくて、目の前にぶら下げられたそれに俺は夢中でしゃぶりついた。
「ふぁ…ん、んッ…はぁあ…っ!」
夢中で舌を絡める俺を楽しげに眺めながら、傑はびしょびしょに濡らしたローターを取り上げると、見せつけるようにスイッチを入れる。
もう何でもいいから早く入れて欲しくて、でもここで「早く」なんて急かして機嫌を損ねたら大変だから何も言えず、ただじっと傑の手元を見つめる俺に、鬼畜な恋人は極上の微笑みで囁いた。
「誰が入れてやるなんて言った?」
そのまま理性を溶かされそうな甘い声が囁いた残酷な言葉。思わず目を見開いた俺に傑はニコリと笑って、その手の中で震えるローターを会陰に押し当てた。
「ひぁ゛あぁあッ!ぁ、あッ、あーっ!ゃあっ、ひッぃ、あぁああ゛ぁッっ」
限界まで敏感になった性感帯がビリビリ震わされて、それだけでも致死量なのに、振動が芯まで伝わるようにぐいぐい押さえつけられたらもう我慢なんて出来ない。
会陰を押されて強制的に出された精液が止まらない内にまたイかされて、イって敏感になった粘膜を薬でと振動で苛められて、気絶も出来ないような激しすぎる快感に拘束された体がシーツで跳ねる。
「はぁひ、ぃッっあ!あ゛ぁっ!ひぅうッ…も、はな、し…ひぃあッ、あッ、と、ってぇ…ッ!」
「悦がイイ子で我慢できたらな。出来る?」
「あうぅうぅッ…!ゃぁ…ッ、やらぁああぁ…っッ、とって、とってぇえッ…!」
「…ったく」
ギシギシ手枷を鳴らしながら首を横に振る俺に、傑はローターの目盛りを弱めながら軽く溜息を吐くと、それまで先端だけだったローターを横にして押し当てた。
「あ゛ぁッ!ぁアッぁ、ぁあーッ…!、ひぃ、あぁ゛、あッっ…!」
一瞬強められた振動が会陰から玉まで震わせて、ずっと止まらない快感に震える体を強制的に絶頂まで押し上げる。一瞬も休ませてくれない快感に泣きじゃくりながら何度目かも解らない空イキを繰り返してようやく、傑は押し当ててたローターを離した。
「ひぅうぅッ…!んンっ、はぁぅう…っ、あ、ぁッ!?」
「俺がいいって言うまで、このままで、我慢。…解るな?」
「……ッ!」
重くずっしりと居座る快感の余韻と、腰を痺れさせて気が狂いそうな奥の痒みに必死に耐える俺の前髪を乱暴に引き上げて、低められた声が一言ずつ、区切るように冷たく言う。
「悦、返事は?」
「ぁ、あ…っ」
「…悦、」
「ッ…ぅ、…うぅ…っ」
射抜くような視線が怖くてガクガク震えながら、それでも今の状態で「我慢」なんて辛すぎて。
思わず首を横に振った俺に、傑は今にも頬が触りそうな距離にいた体をすっと引いた。伸ばされた手がシーツの上から拾ったのは、半分潰れた薄黄色のチューブ。
そのチューブに赤く書かれた「ガロン」の文字を見た瞬間、ザっと音を立てて血の気が引いた。
「待ッ…ごめ、んなさっ…がま、ん…ちゃんと、我慢、する…からッ…!」
「…へぇ?出来ンの?」
薄黄色のチューブ―――強力な非合法の薬で有名なガロン社製の媚薬を指先でくるりと回しながら、傑が首を傾げる。
腹に溜まるほど出した精液をすくった指先が、内側からじくじくと染みてくる疼きに先走りを溢れさせるモノの先端をつぅ、と撫でていくのに鎖を握り締めて耐えながら、俺は気持ちよすぎてほとんど働いてない頭で何度も頷いた。
「す、る…我慢、します…ッ」
「…今言ったセリフ、忘れンなよ?」
意地悪に笑ってそう言うと、傑はサイドスタンドに乗ってた細く捻れた硝子棒を取って、丸くなったその先端をつぅ、と俺の脚に滑らせた。
いつもは尿道に突き刺されて狭い管を責められるそれはそのまますぅ、と滑って、散々苛まれた会陰をなぞってから、内側から蕩けそうな甘い甘い疼きに犯されて口を開けたままひくついてる入り口の、粘膜と皮膚の境目を撫でていく。
「ひぃいぃ…ッ!」
「溶けたクリームが零れてベタベタ。…今、中どんな感じ?悦」
「ひぁ゛あぁっ…あ、ぁッ…中、あつ、んあぁあッっ、ぁつ、ぃ…!」
「…それから?」
ぬちゅ、ぬちゅ、と焦らすように溢れたクリームを塗り広げてた硝子棒を1度離して優しい声で言いながら、傑は次の言葉を探そうとする俺の頬を撫でた。
「くり、む…ッくりー、む…が、ッふあぁぁあ…!」
「クリームが?…奥まで欲しかったらちゃんと言えよ」
「はぁぅッ…あぁぅううぅッ!…ッ」
必死で紡ぐ言葉を邪魔するようにほんの少しだけちゅぷ、と入れられた硝子棒を熟れきった襞を突付くように小刻みに動かされて、癒された倍以上の痒みがまだ刺激をもらえない奥の粘膜を襲う。
「はぁあぁっ…!くり、むが…ッぁくぅううぅ…いっぱ、…あぁッ!、ぃ、っぱい…ッっ!」
「それで?…熱いだけじゃねぇだろ?」
「あ゛ァあぁ!ぁひッ、ぃあぁあっ…かゆ、ぃ…ひぅうッ!ぁ、かゆいぃ…ッは、ぁあ!」
「へぇ。だからこんなに絡み付いてくるんだ?」
「ひぃ゛ッっ!?」
1つ自分の恥ずかしい状態を言うたびに、少しずつ中に入れて貰ってた硝子棒をいきなりずるりと引き出されて、擦って欲しくて堪らなかった場所を刺激される快感に目の前が真っ白になる。
…でも、そんな癒しは一瞬だけ。1度快感を覚えた粘膜はすぐにそれまで以上に疼き出して、蕩けた襞を柔らかい羽でずっと撫でられるような辛さに涙が溢れる。
「ひぐっ…ぅうぁ…あぁあぁ…ッ!」
「凄ぇな。さっきからイキっぱなし」
「ふぁッ、あ…すぐる、すぐる…ッっは、ぁあッ…す…ぐる…ッ」
「なに?」
長時間のオアズケと薬責めで、もう意識なんて半分以上吹っ飛んだ俺の頬を優しく指先でなぞりながら、死んでしまいそうに甘い声が耳元に吐息ごと滑り込む。
「きす…し、て…ッおね、が…ッふ、ぁう…!」
「……」
「おねが、ぃ…も、頭…おかひ、くなっちゃ…ッ!」
傑がこういう眼になったらもう満足するまで解放して貰えないし、その上「我慢する」の約束で終わりをねだるのも禁止されたら、もう俺の逃げ道なんて無い。
だからせめて、少しでいいから気を紛らわせて欲しくてした哀願に、傑は小さく笑って俺の唇を指先で撫でた。
「舌よこせ、悦」
「ん、んッ…は、あ…ッっ」
「……」
「ッ…!、ぁ…ふ、ぅうんン…っぁ、はッ…!」
言われるがまま唇から覗かせた震える舌先はあっという間に傑に絡め取られて、根本までぐっしょりと絡む深いキスに目の前が真っ白に染まる。
息継ぎも忘れるほどのキスに溺れながら傑の首に手を回そうとしたけど、鎖でしっかりと固定されて体の下にある腕は痺れて動かない。それがもどかしくて泣きながらもっと、と縋るように体を摺り寄せたら、いいように中を蹂躙してた舌がするりと離れた。
「ふぁッ…ぁ、あっ…ど、して…っ?」
「あー…もう少し悦の可愛い顔見てたい、って気持ちは山々なんだけど、」
どこか残念そうに笑いながら、傑はちらりとサイドスタンドに乗った水銀時計を見た。
「残念、時間切れ」
おどけたような言葉と一緒に両足の真っ赤な紐が煌いた閃光に切り裂かれて、壁に用済みになったナイフがサクっと突き刺さる。
「じか、ぎれ…って…ッっ…ゃ、おいてかな、で…ッ!」
「何勘違いしてンだよ。別に仕事とかじゃねぇって」
このまま置いていかれるかと思って自由になった片足を傑の腰に絡ませたら、傑は絡めた俺の脚を肩にかけながら、開いた手で邪魔そうにベルトを抜き取った。
「こんな美味そうな”恋人”を置いていけるほど、俺も枯れちゃいねーし。…な?」
「ひッぁ…!」
ベルトをベッドの下に投げ捨てて、ぐいっと押し当てられたあついあつい熱のカタマリ。
瞬間、腰から脳天まで突き抜けるような快感が末端まで俺を犯して、傑に片足担がれてガクンと揺さぶられ、熱い傑のモノにトロトロに解れた襞を余すところ無く擦り上げられて、体がバラバラになりそうな快感に声も出せずに仰け反った。
「ッは…すげーなコレ…っ」
「…っか、は…!ぁ、す…、ぐ…ッっんン!」
息もつけないような中で何とか搾り出した声は、傑の噛み付くようなキスに飲み込まれる。体の1番深くて柔いトコロをガンガン突かれて抉られて、失神と覚醒を突き上げられる度に繰り返しながら、俺は夢中で傑のキスに溺れた。
「っん…」
「ッっ!…ふぅうっ、ぅ、んンっんーッンーッっ…!」
いい加減、本当に死ぬんじゃないかと思い始めたところでドクっ、と奥に熱いモノが叩きつけられて、いつのまにか解かれて自由になった腕で必死に傑にしがみ付く。
「ッぁ…はぁ、ふ…っ」
「悦…」
イった直後にだけ聞ける、いつもよりも掠れて少し息の荒い傑の声。
目も眩むような快感の嵐からやっと引き出されて、ろくに目の前のものも見えない状態でもその声だけはしっかり聞こえて、優しく触れるだけのキスを受けながら俺はうっとりと目を伏せて、
「…ん?」
「ぇ…?」
出した直後だってのに萎えるどころか、むしろさっきよりも元気いっぱい自己主張をしてくださってる傑のモノに、傑とほぼ同時に気がついた。
…まさか、コイツ。
「あー…悦?」
「な、何…っ」
「俺にも回っちまったみたいだわ、さっきの薬」
「なッ…だって、お前…薬なんて…っ」
「基本効かねぇんだけどなー、致死量までいかねぇと。さっすがガロン社」
媚薬効果が効いてンならあの気が狂いそうな痒みもあるだろうに、傑はいたっていつも通りの様子で、下ろしかけた俺の脚をよいしょと担ぎなおした。
「やッ…も、むりッ…無理だ、ってばぁっ…!」
「俺に効くってことは効果まだ続いてンだぜ?さっきみたいな思いしてぇならいいけど」
「ッ…それ、は…やだけど…でもっ…ぁあぁあッ!」
「いーじゃん。どうせ週末までオフだから、ベッドで過ごすつもりだったんだろ?」
その強靭すぎる足腰で俺を何の容赦も無く突き上げながら、傑は咄嗟にシーツを握り締めた俺の腕を自分の首に回させると、首筋にちゅ、と触れるだけのキスを落としながら甘い声で囁いた。
「愛してるぜ、悦」
薬の効果か、いつもならぴくりとも揺らがない傑の吐息も今日は少し乱れて、すぐ耳元で聞こえた、傑のわざとじゃない吐息。
「ぃあぁッ…すぐ、るっ…!」
「ッ…は…」
試しに、しがみ付いたまま名前を呼んで中を精一杯締め上げたら、しっかりと熱を含んだ傑の声が、確かに聞こえた。
即効性とか持続性とか効果とか、色々と問題はあるけど。ここだけは認めてやってもいいかもしれない。
…さっすがガロン社。
Fin.
前から書きたいなぁと思ってた薬中心のネタに、企画の質問で鬼利に何となく言わせたら反響が凄かった「ガロン社の薬」を登場させてみました。
宣伝かってくらい名前出してましたが、勿論こんな会社・企業は存在しません。
*どうでもいい”ガロン社”マメ知識
:本社を皇都の一等地に構える”ロガン・ウグリオ製薬会社”の裏の顔。
:媚薬、自白剤、催淫剤等々、怪しげな薬を主に製薬している。
:薬自体は合法だが、特殊技能による凄まじい威力の為に公共良俗違反とされ名指しで非合法指定を受ける。
:相場に比べてお高いが、その絶対の効果に定評がある。説明書は冊子。
:カルヴァはここの「媚薬入り蝋燭」を愛用。